令和 2年 3月 定例会(第2回) 令和2年第2回
宮古島市議会定例会(3月)
議事日程第1号 令和2年2月27日(木)午前10時開会 日程第 1
会議録署名議員の指名について 〃 第 2 会期を定めることについて 〃 第 3 令和2年度
施政方針について 〃 第 4 議案第18号 令和元
年度宮古島市
一般会計補正予算(第6号) (
市長提出) 〃 第 5 〃 第19号 令和元
年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) ( 〃 ) 〃 第 6 〃 第20号 令和元
年度宮古島市
港湾事業特別会計補正予算(第4号) ( 〃 ) 〃 第 7 〃 第21号 令和元
年度宮古島市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号) ( 〃 ) 〃 第 8 〃 第22号 令和元
年度宮古島市
介護保険特別会計補正予算(第5号) ( 〃 ) 〃 第 9 〃 第23号 令和元
年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) ( 〃 ) 〃 第10 〃 第24号 令和元
年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計補正予算(第1 号) ( 〃 ) 〃 第11 〃 第25号 令和元
年度宮古島市
水道事業会計補正予算(第2号) ( 〃 ) 〃 第12 〃 第26号 令和2
年度宮古島市
一般会計予算 ( 〃 ) 〃 第13 〃 第27号 令和2
年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第14 〃 第28号 令和2
年度宮古島市
港湾事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第15 〃 第29号 令和2
年度宮古島市
介護保険特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第16 〃 第30号 令和2
年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第17 〃 第31号 令和2
年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第18 〃 第32号 令和2
年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計予算 ( 〃 ) 〃 第19 〃 第33号 令和2
年度宮古島市
水道事業会計予算 ( 〃 ) 〃 第20 〃 第34号 令和2
年度宮古島市
公共下水道事業会計予算 ( 〃 ) 〃 第21 〃 第35号 令和2
年度宮古島市
農業集落排水事業会計予算 ( 〃 ) 〃 第22 〃 第36号 令和2
年度宮古島市
漁業集落排水事業会計予算 ( 〃 ) 〃 第23 〃 第37号 宮古島市働く女性の家条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第24 〃 第38号
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例 の整理に関する条例の制定について ( 〃 ) 〃 第25 〃 第39号 宮古島市
防災センター及び
津波避難施設の設置及び管理に関する条例の制 定について ( 〃 )日程第26 議案第40号 宮古島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条 例の一部改正について (
市長提出) 〃 第27 〃 第41号 宮古島市
放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正につい て ( 〃 ) 〃 第28 〃 第42号 宮古島市
クリーンセンタープラザ棟の設置及び管理に関する条例の制定に ついて ( 〃 ) 〃 第29 〃 第43号 宮古島市
小作料協議会設置条例の廃止について ( 〃 ) 〃 第30 〃 第44号 宮古島市
農村環境改善センター条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第31 〃 第45号 宮古島市
地下ダム資料館条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第32 〃 第46号 宮古島市体験工芸村条例の制定について ( 〃 ) 〃 第33 〃 第47号
宮古島市営住宅条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第34 〃 第48号 宮古島市
港湾施設管理条例の一部改正について ( 〃 ) 〃 第35 〃 第49号
地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する 条例の制定について ( 〃 ) 〃 第36 〃 第50号 宮古島市
次期防災情報システム構築事業委託契約について ( 〃 ) 〃 第37 〃 第51号 財産の無償譲渡について ( 〃 ) 〃 第38 〃 第52号
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)砂川第2地区の施行に ついて ( 〃 ) 〃 第39 〃 第53号
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
竹アラ地区の施行につ いて ( 〃 ) 〃 第40 〃 第54号
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
大牧南地区の施行につ いて ( 〃 ) 〃 第41 〃 第55号
市営土地改良事業(
農業用用排水施設・沈砂池・水門)池原地区の施行に ついて ( 〃 ) 〃 第42 同意案第 1 号
監査委員の選任について ( 〃 ) ◎会議に付した事件
議事日程に同じ 令和2年第2回
宮古島市議会定例会(3月)会議録 令和2年2月27日(木) (開会=午前10時00分) ◎
出席議員(23名) (散会=午前11時17分)
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ 議 長(20番) 山 里 雅 彦 君 議 員(12番) 國 仲 昌 二 君 ┃┃ 副 議 長(11〃) 高 吉 幸 光 〃 〃 (13〃) 友 利 光
徳 〃 ┃┃ 議 員(1 〃) 新 里 匠 〃 〃 (14〃) 上 里
樹 〃 ┃┃ 〃 (2 〃) 平 百合香 〃 〃 (15〃) 下 地 勇
徳 〃 ┃┃ 〃 (3 〃) 仲 里 タカ子 〃 〃 (16〃) 粟 国 恒 広
〃 ┃┃ 〃 (4 〃) 島 尻 誠 〃 〃 (17〃) 上 地 廣 敏
〃 ┃┃ 〃 (5 〃) 平 良 和 彦 〃 〃 (18〃) 平 良 敏
夫 〃 ┃┃ 〃 (6 〃) 下 地 信 広 〃 〃 (19〃) 佐久本 洋
介 〃 ┃┃ 〃 (7 〃) 砂 川 辰 夫 〃 〃 (21〃) 棚 原 芳
樹 〃 ┃┃ 〃 (8 〃) 我如古 三 雄 〃 〃 (22〃) 欠
員 ┃┃ 〃 (9 〃) 前 里 光 健 〃 〃 (23〃) 濱 元 雅 浩
〃 ┃┃ 〃 (10〃) 狩 俣 政 作 〃 〃 (24〃) 眞榮城 徳
彦 〃 ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎欠席議員(0名) ◎説 明
員┏━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━┓┃ 市 長
│ 下 地 敏 彦 君 │ 上 下 水 道 部 長 │ 兼 島 方 昭 君┃┃ 副 市 長
│ 長 濱 政
治 〃 │ 会 計 管 理
者 │ 下 地 秀
樹 〃┃┃ 企 画 政 策 部 長
│ 友 利 克
〃 │ 消 防 長 │ 来 間 克 〃┃┃ 総 務 部 長
│ 宮 国 高
宣 〃 │ 伊 良 部 支 所 長 │ 上 地 成
人 〃┃┃ 福 祉 部 長
│ 下 地 律 子
〃 │ 総 務 課 長
│ 与那覇 弘
樹 〃┃┃ 生 活 環 境 部 長
│ 垣 花 和
彦 〃 │ 企 画 調 整 課 長 │ 上 地 俊 暢
〃┃┃ 観 光 商 工 部 長
│ 楚 南 幸
哉 〃 │ 財 政 課 長
│ 砂 川 朗 〃┃┃ 振 興 開
発 │ 大 嶺 弘 明
〃 │ 教 育 長
│ 宮 國 博
〃┃┃ プ ロ
ジェクト局長 │ │ │ ┃┃ 建 設 部 長
│ 下 地 康
教 〃 │ 教 育 部 長
│ 下 地 信
男 〃┃┃ 農 林 水 産 部 長
│ 松 原 清
光 〃 │ 生 涯 学 習 部 長
│ 下 地 明
〃┃┗━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━┛ ◎議会事務局職員出席者 事 務 局 長 上 地 昭 人 君 次長補佐兼議事係長 仲 間 清 人 君 次 長 友 利 毅 彦 〃 議 事 係 久 志 龍 太 〃 次 長 補 佐 富 浜 靖 雄 〃
○議長(
山里雅彦君) ただいまから令和2年第2回
宮古島市議会定例会を開会します。 (開会=午前10時00分) 本日の
出席議員は23名で、在職する
議員全員出席であります。 本日の日程は、お手元にお配りした
議事日程第1号のとおりであります。 直ちに本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告をします。
事務局長から報告させます。
◎
事務局長(上地昭人君) 議長の命により、諸般の報告をいたします。 12
月定例会の閉会後、陳情書4件を受理し、そのうち3件をお手元に配付の
陳情文書表のとおり付託しましたので、
所管委員会のご審査をお願いします。 1月30日、令和2年第1回
宮古島市議会臨時会閉会後、
全員協議会が開催され、引き続き協議することとなっていた國仲昌二君申出の、
一般質問の持ち時間を現行の答弁を含め60分以内から、答弁を除く30分以内に変更することについてが協議されました。同協議会では同君以外からも新たな申出が複数あり、協議の結果、現行の
一般質問の持ち時間は答弁を含めて60分以内、質問者及び答弁者の移動時間は除くとするを、移動時間を含むに改め、今3
月定例会から実施することと決しました。 2月19日、
下地敏彦市長から令和2年第2回
宮古島市議会定例会(3月)の招集告示をした旨の通知とともに、今定例会に付議すべき議案の送付がありました。 2月21日、
議会運営委員会が開催され、諮問した会期については本日2月27日から3月23日までの26日間とするのが適当であると決しました。 また、同委員会では、同意案第1号、
監査委員の選任についての取扱いについても諮問したところ、同意案第1号は、
会議規則第37条第3項の規定により
委員会付託を省略し、3月23日の最終本会議において処理することと決しました。 同2月21日、
議会運営委員会終了後、
全員協議会が開催され、当局による令和2年第2回
宮古島市議会定例会(3月)
提出議案事前説明がされました。また、同協議会では、
議会運営委員会において決した事項の報告をいたしました。 そのほかの諸報告につきましては、お手元に配付の報告書によりご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。
○議長(
山里雅彦君) これより日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第87条の規定により、議長において
我如古三雄君及び狩俣政作君を指名します。 次に、日程第2、会期を定めることについてを議題とします。 今定例会の会期は、本日2月27日から3月23日までの26日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
山里雅彦君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日2月27日から3月23日までの26日間と決しました。 なお、議事の都合により3月3日から5日までの3日間及び9日から12日までの4日間の計7日間は休会としたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」の声多数あり)
○議長(
山里雅彦君) ご異議なしと認めます。 よって、そのとおり決しました。 なお、会議予定につきましては、お手元に配付した
会期日程計画表のとおりでありますので、ご了承願います。 次に、日程第3、令和2年度
施政方針についてを議題とし、
下地敏彦市長から説明を求めます。
◎市長(
下地敏彦君) はじめに 令和2年第2回
宮古島市議会の開会にあたり、
市政運営についての私の基本的な考え方と
重点施策の概要を説明し、
議員各位及び市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、平成21年1月に市長に就任して以来、掲げた公約の実現と「地域の均衡ある発展」を
市政運営のテーマとして、心豊かな住みよい島づくりに向け、産業及び
生活福祉をはじめ様々な分野における基盤の充実整備に邁進して参りました。 昨年5月、天皇陛下がご即位なされ、元号が令和へと変わり新しい時代の幕開けとなり、世界に大きく飛躍する日本としての期待が高まっています。 本市においては、市民が待望していた
未来創造センターが供用開始され、「知の殿堂」として多くの市民の皆様に親しまれています。 また昨年3月には、
みやこ下地島空港が
国際空港として開港しました。これにより成田及び
関西空港を結ぶ路線が開通するとともに、大きな期待を寄せていた
香港国際線が初めて定期路線として就航し、国内外から多くの方々が島を訪れています。 あわせて、
クルーズ船の寄港回数も年々増加しており、昨年の入
域観光客は、過去最高の114万人に達するなど、2028年の観光入域客200万人の目標達成に向け、大きな手応えを感じているところであります。 一方で、観光客の急激な増加に伴い、
地域社会へのさまざまな影響が生じており、特に、アパートなどの
住まい不足、家賃の高騰、労働者の不足、バス・タクシーの確保難、そして上下水道、ゴミ処理など環境への負荷が懸念されます。今後は行政と民間が連携し、課題の解決に取り組んでまいります。
基幹産業である農業については、台風や病害虫の被害等により、
サトウキビは減産の見込みとなっていますが、葉たばこ、
野菜果樹等は、農家及び
関係機関の懸命な努力により、例年並みの生産額を維持することができました。そのような中、新たに「
宮古島メロン」が冬の味覚として市場の注目を集めており、今後の
生産拡大に大きな期待をしているところです。 畜産は、子
牛販売総額が34億円を達成するなど活況を呈しており、1月の初競りにおいては高値取引がなされて、今年も好調に推移するものと考えています。 一方、沖縄本島などで発生した豚のCSF(豚熱)や東南アジアで発生しているASF(
アフリカ豚熱)など、家畜の
悪性伝染病の防疫対策は、
関係機関及び農家と連携し、万全な防疫体制を構築したところです。今後も注意深く見守っていく必要があります。 水産業は、車エビやモズクの養殖とあわせ、シャコ貝の養殖に、新たに取り組んでいます。また、
宮古島漁協にモズク等の
鮮度保持施設が整備され、これにより周年にわたり安定的にモズクの供給が可能となり、本市の水産業は大きく飛躍するものと考えています。 教育については、昨年度、
伊良部島小中一貫教育校「結の橋学園」が開校し、
英語教育を強化したカリキュラムに取り組むとともに、各小中学校への電子黒板の設置、幼小中にクーラーを整備し、
教育環境の充実を図ったところです。 また、城辺地区の
統合中学校については、来年4月の開校に向け、地域と連携し、新たな中学校に通学する生徒の夢と希望を叶えるべく、充実した
学校づくりに取り組んでいきます。 福祉については、
子どもたちの
居場所づくりや食事の提供など、教育と連携した
取り組みを推進するとともに、高齢者や障害者に対する支援を積極的に行ってまいりました。
新型コロナウイルス感染症対策については、
未然防止に努めているところですが、国内の広い範囲で感染が拡大しています。 そのため、第36回
全日本トライアスロン宮古島大会については、
トライアスロン実行委員会を開き、開催の必要性を改めて検討します。 さらなる
市民サービスの向上を目的に整備を進めている新総合庁舎については、来年1月の開庁に向けた工事が着々と進んでいます。それと並行して新
庁舎周辺における新たな
まちづくりを計画的に進めるため
都市計画マスタープランの改定を進めており、今後は市民と協同で新しい時代に相応しい魅力ある
まちづくりに取り組む所存であります。 我が国及び本市を取り巻く近隣国等の脅威は、一向に治まる気配が見られません。そのような中、
宮古島駐屯地所在部隊が改編されるとともに、新たに約320名の隊員が配備されるなど、機能が強化されます。今後も
各種災害等の対応をはじめ、猛威を振るう
感染性疾病への対応など、本市の
危機管理体制の一翼を担うものであり、市民の平和と安全に寄与するものと考えています。 それでは、
市政運営にあたっての基本的な考え方について申し上げます。 第一章
市政運営にあたっての基本的な考え方 1
地域経済の
飛躍的発展の推進 本市の
経済状況は、
伊良部大橋の開通を契機に
観光関連産業を中心に活況を呈しており、それと連動して建設業、小売業及び
農林水産業など幅広い分野にも好影響を及ぼしています。 本市が今後も好景気を持続的に維持していくためには、
地域経済を牽引している
観光産業をより充実させるとともに、全ての分野で利益を享受できる循環型の
地域経済のしくみづくりを、官民で取り組む必要があります。 また、国においては、多くの分野における人手不足の解消や作業の効率化による収益性の向上等を図るため、「Society(ソサエティー)5.0社会の実現」を目指し、ICTの活用やRPA(コンピュータなどによる事務作業の自動化)など最新技術の
積極的活用を推進しており、本市においてもその導入に向け
取り組みます。 2 魅力ある
まちづくりの推進 本市の生活及び経済を支えているのは、
サトウキビ、マンゴー、
メロン等の島の特性を活かした農業及び「
宮古ブルー」と言われる海の碧さをはじめとする豊かな自然と、街並みや海岸線などの美しい景観です。 また、生活用水・
産業用水のほとんどを地下水に頼っているため、その保全と
安定的利用は
市民生活の基本であることから、
持続的活用に努めます。 そのため、「SDGs(持続可能な開発目標)」の考え方を取り入れた、
経済成長・環境保護を包摂した自助・共助・公助を基本とした総合的な暮らしの向上を図り、魅力ある
まちづくりを進めます。 3 世界に開かれた教育の充実と郷土愛の
発展的継承 みやこ下地島空港ターミナルの供用開始に伴い、国内外の路線が就航しました。 また、平良港は今年の春には14万トン級の
大型クルーズ船に対応した
専用バースの供用が開始されることから、今後外国人を含む観光客の
飛躍的増加が見込まれており、国際化は急速に進展していくものと予測しています。 そのため、宮古の将来を担う
子どもたちのたくましく生きる力を育むため、家庭・学校・
地域社会が一体となって取り組むとともに、
国際理解教育や
語学教育等の充実を図り、「
グローカル人材」の育成を推進します。 郷土の歴史・文化は
地域住民の生活の中から生まれた地域の宝であることから、その保存・継承を引き続き進めてまいります。 また、郷土の歴史・文化は魅力ある
観光資源でもあることから、情報を広く発信し、地域の活性化に繋げてまいります。 4
子育て環境の整備と
健康長寿に向けた
地域福祉の推進 子育てを取り巻く環境は、就労形態の多様化や女性の社会進出の促進などにより、急激に変化しつつあります。 本市が持続的に発展していくためには、安心して子どもを産み、育てる環境を整備していくことが必要です。 そのため、妊娠から子育てにわたり、きめ細かで切れ目のない支援体制を充実させ、
子育て世代に配慮した
取り組みを推進します。 核家族化や
一人暮らし高齢者が増加し、人と人とのつながりが希薄化しています。
市民一人ひとりが安心して日々の生活が営める社会を実現するため、保健・医療・福祉・介護などの
行政サービスの充実に努め、心身ともに健やかに暮らせる社会の構築を推進します。 また、
健康寿命を延伸していくためには、肥満に起因する
生活習慣病の発症等による早世や要介護者の増加を抑制し、市民の
健康増進に向けた取組を強化してまいります。 第二章
重点施策 1 官民連携による
自立型地域経済の発展
リーディング産業である
観光産業を推進するため、「宮古島市
観光推進協議会」を中心として、課題解決に向けた
取り組みを行い、効果的な誘客と受入体制の整備・充実に努めます。 その一環として、平良港への
クルーズ船の寄港の継続、
受入施設の整備、及び
下地島国際空港への
新規航空路線の誘致を積極的に取り組んでまいります。
下地島空港周辺用地については、
関係機関と連携・協力し、早期の利活用の実現に向けて
取り組みます。 農業については、「人・
農地プラン」に基づき、
認定農業者、
認定新規就農者などの育成を図り、地域の
中心的担い手への農地集積・集約化に努め、農地の有効利用や
農業経営の効率化を進めます。 また、計画的な
生産出荷体制を構築するとともに、観光と連携した6次産業化を進めます。 基幹作物である
サトウキビについては、
種苗管理センターの新品種・優良種苗を農家へ広く普及することにより、反収増及び品質の向上に努めます。 とうがん及びゴーヤーなどの
拠点産地品目の農作物については、自走力の向上、定時・定量・定品質(品質にばらつきのない)の
生産体制を推進し、
みやこブランド確立を推進します。 畜産については、
繁殖生産基盤の充実・強化を図るため、
優良繁殖雌牛(めすうし)の導入及び自家保留に対し支援します。豚の増頭を促進するため、
豚熱発生の
未然防止に努めるとともに、
施設整備の補助や
飼育管理技術の向上を図ります。山羊については、
生産組合の組織強化を図り、山羊の増産に努めます。 また、食肉の地産地消及び販路拡大を図るため、食肉センターの活用を促進します。 水産業については、漁港施設の保全工事を進めるとともに、伝統漁法、漁具倉庫の整備、アーサ洗浄脱水機の導入及び水産物販路拡大活動などについて総合的な支援を行います。 あわせて、食用や観賞用として人気の高いシャコ貝の養殖
施設整備を支援します。 また、生鮮水産物流通条件不利性解消事業や離島漁業再生支援交付金事業に引き続き
取り組みます。 2 時代の趨勢に対応できる産業の振興 TPPや日米貿易協定などにより関税の引き下げや撤廃が進められていることから、本市においても他の地域とは異なるブランド化を目指すとともに、競争力の高い自立できる産業の育成が必要となっています。 そのため、各分野での効率的、かつ収益性の高い産業の育成に
取り組みます。 昨年10月に下地庁舎3階にオープンしたICT交流センターにおいて、テレワークやサテライトオフィスとしての活用を推進します。 農業については、土壌病害虫、野そ及びイノシシ、クジャク等の鳥獣対策について、駆除に対する支援を行うとともに、最新技術を活用した効果的な対策についても研究します。 農業基盤整備については、城辺の
大牧南地区や砂川第2地区、下地の
竹アラ地区などにおいて
区画整理やかんがい排水施設の整備を行い、機械化による作業の効率化及び農業用水の効果的な活用を促進し、高付加価値農業の展開による収益性の向上に努めます。 加えて、自動化技術やデータを活用した管理体制の構築などにより、
農業経営の効率化、反収の向上などを図るための施策を推進します。 畜産については、発情・分娩監視システムの普及を促進し、畜産農家の長時間拘束の解消を図るとともに分娩時の事故を防止し出荷頭数の向上に繋げます。 また、台風時の生活物資不足への対応や農水産物の出荷など、物流機能の円滑化、ストック機能の強化を図るため、平良港に総合物流センターの整備に向け
取り組みます。 3 SDGsの推進によるバランスの取れた島づくり 本市の美しい自然環境や地域の特性を維持していくため、宮古島市景観条例の見直しを行い、市民と一体となってエコアイランド宮古島の
取り組みを強化します。 また、再生可能エネルギーを最大限活用し、島全体でエネルギーを効率的に利用するスマートコミュニティの構築に向けた実証事業や、電気自動車の普及促進を図り、循環型社会の構築を目指します。 地下水保全については、地下水の窒素濃度の更なる低減に取り組むとともに、地下水モニタリング調査を継続して実施します。 さらに、令和3年度を初年度とする第4次地下水利用計画の策定に着手し、水質や水量の維持・保全に努めます。 また、有機肥料や緩効性肥料の活用、畜産糞尿の適正処理を図り、地下水汚染の防止、環境に優しい農業を推進します。 あわせて、森林のもつ水源涵養をはじめとする多面的な機能と効果を維持するため、造林を推進するとともに、既存森林の適切な管理を行います。 し尿処理については、近年の観光客の急増に対応した新たなし尿等処理施設の整備に
取り組みます。 ゴミ対策については、不法投棄ゴミ対策の強化や農業用廃プラスチックの適正処理に努めます。4月に供用開始されるリサイクルセンタープラザ棟を活用し、ゴミの減量化や資源ゴミのリサイクルなどの
取り組みを強化します。 今年10月には、国際保護鳥で絶滅危惧種であるサシバについて考える国際サシバサミットを本市で開催し、サシバのしま宮古を世界に発信します。また、宮古島の固有種・希少種やラムサール登録湿地である与那覇湾の保全に努めます。
まちづくりについては、これまで運用してきた防災情報システム機能の強化に加え、電線地中化を推進し、より災害に強い
まちづくりを目指します。 また、老朽化が進んでいる都市公園内に設置された施設の適正な維持管理や更新を実施するとともに、既存住宅のリフォーム支援や公営住宅整備、空き家対策について
取り組みます。 さらに、地域活動の拠点となる集落センター等の備品設置などの支援を行うとともに、地域活動に積極的な団体を支援します。そのほか、持続可能な地域づくりを支援するため、地域おこし協力隊を積極的に活用します。 男女共同参画社会の実現については、ワーク・ライフ・バランスを推進し、男女がともに活躍し豊かで活力ある社会の実現のため、男女共同参画計画「うぃ・ずぅ・プラン」を推進します。 平和への
取り組みについては、恒久平和を希求する心を醸成するため、沖縄県平和祈念資料館などの
関係機関と連携し、「児童・生徒の平和メッセージ展」を開催します。 4 国際化社会で活躍するための教育の推進 外国人観光客が大幅に増加し、ますます国際化が進展してまいります。 学校教育については、確かな学力の定着、豊かな人生の育成、健康・体力の育成に係る事項について
取り組みの充実を図るとともに、国際化に対応した、情報活用能力を備えた人材を育成するための学校
教育環境整備を推進します。 令和3年4月に開校予定の「城東中学校」については、城辺地区
統合中学校実施計画を策定し、より良い
教育環境の整備を行います。 各学校の施設については、中長期的にトータルコストの縮減・平準化を推進し、安全性の確保や機能の維持・向上を図ります。 また、児童生徒のスポーツ・文化活動などによる地区選抜代表選手としての県大会や全国大会へ派遣される際の支援を行います。 教職員の長時間勤務については、働き方改革を進め、勤務時間管理システムの整備に取り組むとともに、ストレスチェックなどを行い、教職員の労働安全衛生体制の確立に努めます。 そのほか、国際化に通用する人材の育成・確保に向けて、台湾・長榮大学による宮古島分校設置の
取り組みを推進します。 また、高等学校卒業後に進学を望む若年層が必然的に転出するという離島特有の課題を解消し、若年層の定住人口増加を図るため、引き続き、高等教育機関設置の
取り組みを進めます。 5 郷土愛を育む生涯学習の推進 国際化や情報化の進展に伴い市民のニーズが多様化し、学習意欲が高まる中、生涯にわたる自発的な学習を支援するための
取り組みを推進します。 また、地域においては少子高齢化や人口減少などの社会環境の変化により伝統行事などの存続が危ぶまれていることから、各地域の特色ある文化を継承し、島の文化に誇りと愛着が持てるよう、地域の文化活動を支援します。 また、
未来創造センターを拠点とした市民の読書活動、公民館活動などを支援するとともに、市民の多様なニーズに応じた図書や視聴覚資料を収集し、市民のくらしと地域文化の継承・創造に役立つ施設として機能的に運用してまいります。 生涯学習については、公民館を活用した講座・サークル活動を促進するとともに、市民の生涯学習活動の発表の場として生涯学習フェスティバルなどを開催します。 文化振興については、優れた芸術に触れる機会の提供や担い手の育成、文化の創造を広く発信するため、市民総合文化祭やマティダお笑い劇場などを実施します。 また、本市の伝統工芸品である宮古上布の振興発展のため、織物従事者団体への支援や後継者育成事業を実施します。 スポーツ振興については、昨年の台風により損壊した総合体育館に代わる新たなスポーツ施設の整備計画を策定し、早急な整備に向け
取り組みます。 また、伊良部地区に屋外運動施設を整備し、市民のレクリエーション活動の場及びスポーツによる人材育成と交流の場として活用します。 総合博物館については老朽化により新たな整備が求められていることから、市民や有識者の意見を踏まえた用地選定に
取り組みます。 6 安心して子育てのできる環境づくり 少子化に歯止めをかけ賑わいのある宮古島を維持するため、妊娠から子育てにわたり、きめ細かで切れ目のない支援を行います。 妊婦及び胎児の健康を保持するとともに産前産後の精神的負担の軽減を図るため、妊婦健診やマタニティスクール事業を行います。 また、島外で不妊治療を希望する方に対し渡航費の助成を行います。 子どもの父母等、保護者の経済的負担については、子どもの健やかな成長を願い、出産祝い金を交付するほか、病気の早期発見、早期治療のため、こども医療費の窓口無料化を引き続き実施します。 あわせて、新たに児童・生徒及び認可保育園、認定こども園に通う3歳以上の幼児を対象に給食費の無償化を実施します。
子育て環境の整備については、幼保連携型認定こども園の整備に向け着手します。 また、待機児童対策については、認可外保育施設の認可化や既存施設の増改築による定員拡大を図り、施設の充実に努めます。 加えて、民間の認可及び認可外保育施設の運営を支援し、保育の質の向上を図ります。 仕事との両立を支援する
取り組みとしては、預かり保育事業や
放課後児童クラブの運営支援、児童館運営事業や地域子育て支援拠点事業を実施するほか、ファミリーサポートセンターの活用を促進し、地域における相互援助活動を支援します。 適切な児童養育については、専門職員による相談・指導、支援を必要とする児童や妊婦等の家庭調査などを行い、虐待の
未然防止、早期発見及び迅速な対応に向け
関係機関との連携強化を図ります。 子どもの貧困対策については、貧困の連鎖を断ち切るため、
居場所づくりや食事の提供、生活指導や学習・就学支援を行うとともに、保護者に対しての相談、助言を行います。 7 医療福祉の充実と
健康長寿の推進 高齢者が生きがいを持って暮らせる環境づくりについては、住まいや医療などの生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を深化・推進するとともに、「長寿大学」や「通いの場」などの
取り組みを進め、介護予防と生きがいのための環境づくりに努めます。 また、高齢者が多年にわたり社会に尽くしてきたことに敬意を表し、引き続き敬老祝い金及び記念品を贈ります。 障がい者支援については、今年は平成27年度からスタートした宮古島市第2次障がい者計画の見直しの年であることから、これまでの
取り組みを検証し、共生社会の実現に向けて、着実かつ効果的な次期計画策定に
取り組みます。 また、障がい児及び障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、サービスの向上に努めます。 国民健康保険については、運営主体の県と連携し、より充実した医療保険、疾病予防事業などに
取り組みます。 市民の健康づくりについては、特定健診、長寿健診やがん検診など各種健診の受診率向上に向けた
取り組みを強化するとともに、
市民一人ひとりの健康に対する意識改革を促します。 また、生活習慣の改善を図るため、健康フェスタを開催するなど、関係団体と連携した
取り組みに加えて、水中運動などのプログラムを行うことのできる市民プールの整備を推進します。 医療・救急体制の充実については、世界各地に広がりつつある新型コロナウイルス感染症対応を国・県と連携を密にし、その
未然防止に全力を挙げて
取り組みます。あわせて、各種予防接種による感染・発病の予防や症状の軽減に努めるとともに、難病患者等の渡航費の支援、子宮頸がん予防ワクチン接種後の副反応治療のための渡航費及び医療費の支援を引き続き実施します。 また、専門的で高度な救急業務に対応するため、より高い知識と技術を持った救急救命士の育成に
取り組み、医療機関との連携強化に努めます。 生活に困窮し支援を必要とする市民のため、コミュニティソーシャルワーカーや生活困窮者自立相談支援員を配置し、相談や必要な助言を行うなど、一体的かつ計画的な支援を行い、自立促進を図ります。 8 総合庁舎を核とした新しい
まちづくり 令和2年度は待望の総合庁舎が完成します。 庁舎機能の集約により市民への
行政サービスの効率化が図られるほか、県の合同庁舎、警察署、市消防本部など公的機関が隣接し、災害時の防災拠点、多種多様なニーズに対応できる複合施設として、より利便性の高いサービスを提供します。 あわせて、新庁舎を新たなバスの結節点とし、公共交通の利便性の向上を図ります。 新
庁舎周辺地区については、島全体を俯瞰した新たな
都市計画マスタープランを策定し、市民の暮らしと活力を支える新しい
まちづくりの拠点とします。 おわりに 今年の夏には56年ぶりに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。本市においては、聖火リレーが5月3日に実施されます。また、このスポーツの祭典には本市に縁のある選手が出場し金メダルの獲得が期待されています。同選手を始め日本選手の活躍に国中が大いに盛り上がるものと思っています。 私は、市長に就任し11年が経ちました。この間、財政基盤の充実・強化を手始めに、産業基盤の整備による
地域経済の活性化、そして教育、福祉の充実に取り組んでまいりました。 その成果として、
観光産業のめざましい活性化に伴い
地域経済は空前の活況を呈しています。教育においても学校統合、校舎等の重点整備、ICT社会を見据えた教育設備の整備により、
教育環境は大きく改善しました。また福祉においては、
子育て世代を支援するため保育施設を重点的に整備したことにより、待機児童が大幅に減少しています。 今年は市制施行15周年の節目にあたりますが、今後は多様化する市民のニーズに応えるため、新総合庁舎の整備をはじめ、し尿処理施設の整備や高まる水需要への対応など、
市民生活に密着した施策を推進するとともに、教育や子育てなどの人材育成、疾病や介護予防などのソフト事業に注力し、市民が安心して心豊かに住み続けられる島づくりに努めてまいります。 最後になりますが、市民の皆様、そして市議会
議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げ、私の
施政方針とします。
○議長(
山里雅彦君) これで
施政方針についての説明は終わりました。 次に、日程第4、議案第18号から日程第41、議案第55号までの計38件を一括議題とし、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎市長(
下地敏彦君) 令和2年第2回
宮古島市議会定例会に提出しました議案については、私に代わり、副市長から説明させたいと思います。どうかよろしくお願いをいたします。
◎副市長(長濱政治君) それでは、市長に代わりまして、令和2年第2回
宮古島市議会定例会に提出いたしました議案につきましてご説明申し上げます。 今回提出いたしました議案は、予算議案19件、条例議案13件、議決議案6件、同意案1件の合計39件でございます。まず、39件のうち、同意案1件を除く38件の議案につきましてご説明申し上げます。 それでは、予算議案からご説明申し上げます。議案第18号、令和元
年度宮古島市
一般会計補正予算(第6号)。今回の補正は、8億8,117万5,000円の増で、歳入歳出予算の補正のほか、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正を行い、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ446億8,963万9,000円と定めてあります。 議案第19号、令和元
年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)。今回の補正は2億6,346万9,000円の増で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ65億1,555万8,000円と定めてあります。 議案第20号、令和元
年度宮古島市
港湾事業特別会計補正予算(第4号)。今回の補正は3,530万6,000円の減で、歳入歳出予算の補正のほか、繰越明許費の補正及び債務負担行為の設定を行い、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ15億1,312万4,000円と定めてあります。 議案第21号、令和元
年度宮古島市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)。今回の補正は370万6,000円の増で、歳入歳出予算の補正のほか、繰越明許費の設定を行い、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億8,888万8,000円と定めてあります。 議案第22号、令和元
年度宮古島市
介護保険特別会計補正予算(第5号)。今回の補正は1億8,287万7,000円の減で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ61億298万1,000円と定めてあります。 議案第23号、令和元
年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)。今回の補正は979万6,000円の増で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ5億1,995万9,000円と定めてあります。 議案第24号、令和元
年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計補正予算(第1号)。今回の補正は26万7,000円の増で、補正後の歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,299万2,000円と定めてあります。 議案第25号、令和元
年度宮古島市
水道事業会計補正予算(第2号)。今回の補正は債務負担行為の補正であります。 続きまして、令和2年度予算につきましてご説明申し上げます。議案第26号、令和2
年度宮古島市
一般会計予算。
一般会計予算の総額は、443億4,000万円と定めてあります。そのほか、債務負担行為並びに地方債限度額及び一時借入金の最高額などの設定を行っております。 議案第27号、令和2
年度宮古島市
国民健康保険事業特別会計予算。
国民健康保険事業特別会計予算の総額は、63億8,068万7,000円と定めてあります。そのほか、一時借入金の最高額などの設定を行っております。 議案第28号、令和2
年度宮古島市
港湾事業特別会計予算。
港湾事業特別会計予算の総額は、6億2,777万5,000円と定めてあります。そのほか、債務負担行為及び地方債限度額の設定を行っております。 議案第29号、令和2
年度宮古島市
介護保険特別会計予算。介護保険特別会計の総額は、59億6,172万5,000円と定めてあります。そのほか、債務負担行為等の設定を行っております。 議案第30号、令和2
年度宮古島市
後期高齢者医療特別会計予算。
後期高齢者医療特別会計予算の総額は、5億3,773万4,000円と定めてあります。 議案第31号、令和2
年度宮古島市
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算。
再生可能エネルギー運営事業特別会計予算の総額は、1,289万5,000円と定めてあります。 議案第32号、令和2
年度宮古島市
土地区画整理事業特別会計予算。
土地区画整理事業特別会計予算の総額は、1億1,728万6,000円と定めてあります。そのほか、地方債限度額の設定を行っております。 議案第33号、令和2
年度宮古島市
水道事業会計予算。
水道事業会計予算は、収益的収入及び支出で22億5,184万7,000円、資本的収入で2億5,122万7,000円、資本的支出で7億7,597万円と定めてあり、不足額につきましては、当年度分損益勘定留保資金等で補填いたします。そのほか、債務負担行為、企業債限度額及び一時借入金等の設定を行っております。 議案第34号、令和2
年度宮古島市
公共下水道事業会計予算。
公共下水道事業会計予算は、収益的収入で6億3,293万6,000円、収益的支出で5億9,061万円、資本的収入で3億2,938万1,000円、資本的支出で4億9,278万円と定めてあり、不足額につきましては当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額等で補填いたします。そのほか、債務負担行為、企業債限度額及び一時借入金等の設定を行っております。 議案第35号、令和2
年度宮古島市
農業集落排水事業会計予算。
農業集落排水事業会計予算は、収益的収入で2億441万1,000円、収益的支出で1億9,779万2,000円、資本的収入で900万1,000円、資本的支出で3,226万5,000円と定めてあり、不足額につきましては、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額等で補填いたします。そのほか、債務負担行為及び一時借入金等の設定を行っております。 議案第36号、令和2
年度宮古島市
漁業集落排水事業会計予算。
漁業集落排水事業会計予算は、収益的収入で7,342万1,000円、収益的支出で7,727万9,000円、資本的収入で290万1,000円、資本的支出で628万2,000円と定めてあり、不足する額につきましては引継金で補填いたします。そのほか、債務負担行為及び一時借入金等の設定を行っております。 続きまして、条例議案についてご説明申し上げます。議案第37号、宮古島市働く女性の家条例の一部改正について。利用人数及び消費税率10%への引上げに伴い光熱水費等の施設管理費が増加していることから、宮古島市働く女性の家の使用料を改めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第38号、
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について。
地方公務員法及び
地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、
関係条例を整理する必要があるため、本案を提出します。 議案第39号、宮古島市
防災センター及び
津波避難施設の設置及び管理に関する条例の制定について。宮古島市
防災センター及び
津波避難施設の設置及び管理に関する事項を定めるには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第40号、宮古島市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について。
学校教育法の一部を改正する法律の施行に伴う厚生労働省関係省令の整理等に関する省令及び
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令の施行に伴い、放課後児童支援員に該当する者及び職員に関する経過措置期間を改めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第41号、宮古島市
放課後児童クラブの設置及び管理に関する条例の一部改正について。平一
放課後児童クラブを新設するとともに、保育料の減免に関する規定を定めるには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第42号、宮古島市
クリーンセンタープラザ棟の設置及び管理に関する条例の制定について。宮古島市
クリーンセンタープラザ棟を新たに設置するには条例を制定する必要があるため、本案を提出します。 議案第43号、宮古島市
小作料協議会設置条例の廃止について。農地法等の一部を改正する法律の施行により、小作料標準額に関する規定が廃止されていることに伴い、条例を廃止する必要があるため、本案を提出します。 議案第44号、宮古島市
農村環境改善センター条例の一部改正について。消費税率10%への引上げに伴い宮古島市農村環境改善センターの使用料の見直しを行うとともに、文言の整理を行うには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第45号、宮古島市
地下ダム資料館条例の一部改正について。消費税率10%への引上げに伴い宮古島市地下ダム資料館観覧料の見直しを行うとともに、文言の整理を行うには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第46号、宮古島市体験工芸村条例の制定について。宮古島市体験工芸村のオリエンテーション室使用料を設定するとともに、体験工芸村の構成、原状変更等の規定を改めるには、条例の全部を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第47号、
宮古島市営住宅条例の一部改正について。下地上地市営住宅の入居者及びその同居者に限定された駐車場の使用者の資格を、新規に駐車場を整備する市営住宅の入居者及びその同居者に適用するとともに、新規住宅の追加及び文言の整理を行うには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第48号、宮古島市
港湾施設管理条例の一部改正について。大型旅客船を対象とした係船料を新設するとともに、一般利用の船舶に課している係船料について見直しを行うには条例を改正する必要があるため、本案を提出します。 議案第49号、
地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について。
地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴い、令和2年4月1日に施行される箇所について
関係条例を整理する必要があるため、本案を提出します。 次に、議決議案についてご説明申し上げます。議案第50号、宮古島市
次期防災情報システム構築事業委託契約について。宮古島市次期防災情報システム構築事業の委託契約については、
宮古島市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第51号、財産の無償譲渡について。財産を無償譲渡することについて、
地方自治法第96条第1項第6号の規定により、議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第52号、
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)砂川第2地区の施行について、議案第53号、
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
竹アラ地区の施行について、議案第54号、
市営土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)
大牧南地区の施行について。これらの3議案につきましては、それぞれ宮古島市砂川第2地区、同
竹アラ地区、同
大牧南地区において土地改良事業(
区画整理・
農業用用排水施設)を施行するもので、土地改良法第96条の2第2項の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 議案第55号、
市営土地改良事業(
農業用用排水施設・沈砂池・水門)池原地区の施行について。宮古島市池原地区において土地改良事業(
農業用用排水施設・沈砂池・水門)を施行するには、土地改良法第96条の2第2項の規定により議会の議決を必要とするため、本案を提出します。 以上、議決議案までご説明申し上げました。
○議長(
山里雅彦君) これで日程第4、議案第18号から日程第41、議案第55号までの計38件の提案理由の説明は終わりました。 次に、日程第42、同意案第1号を議題とします。 本案は佐久本洋介君の一身上に関する事件でありますので、
地方自治法第117条の規定により、佐久本洋介君の退席を求めます。 休憩します。 (休憩=午前11時12分) (佐久本洋介君、退席)
○議長(
山里雅彦君) 再開します。 (再開=午前11時13分) 日程第42、同意案第1号について、提案者から提案理由の説明を求めます。
◎副市長(長濱政治君) 最後に、同意案につきましてご説明申し上げます。 同意案第1号、
監査委員の選任について。議会議員のうちから選任する
監査委員に欠員が生じたため、
地方自治法第196条第1項の規定により、本案を提出いたします。
○議長(
山里雅彦君) これで日程第42、同意案第1号の提案理由の説明は終わりました。 休憩します。 (休憩=午前11時14分) (佐久本洋介君、着席)
○議長(
山里雅彦君) 再開します。 (再開=午前11時15分)
◎副市長(長濱政治君) 以上、ご説明申し上げました。 なお、議案第18号から議案第25号までの補正予算につきましては、先議案件としてお取扱いいただきますようお願い申し上げます。また、本議会中に平良港第4埠頭物揚場整備工事請負契約及び城辺地区
統合中学校校舎建築工事(建築)請負契約の2件につきまして、追加議案として上程させていただく予定でございますので、併せてよろしくお願いいたします。慎重なるご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
山里雅彦君) これで本日の日程は全部終了しました。 よって、本日の会議はこれにて散会します。 (散会=午前11時17分)...